みぎわ ~meet!give!wonderful!~

なかったことにしないように。自分の中にわき上がる想いを言葉にして表現する場です。転勤族妻。ひとり娘子育て中。おせっかいダイスキ。

大人のさまざまな価値観の輪をくぐりぬけながら、子どもたちは折り合いをつけていく。

こんにちは。黒田です。

あっというまに久しぶりの更新になってしまった・・・

やらないことに慣れるのは本当に早いですね。

やり続けることに慣れるのはなかなかしんどいのに。

更新していない数日でも

ブログに書きたいネタは結構あったりして。

更新する時間がない!というのは言い逃れのひとつにすぎないので(汗)

今後のK.U.F.U.(工夫)次第だと思います。

ガンバレ、アタシ。

さて、一昨日になりますが

小学校の学年委員として

「平成24年度博多区PTA青少年健全育成研修会」なるものに行ってきました。

会場周辺はもう春がやってきてた!

2013-02-26 11.44.18.jpg

講師は元RKBアナウンサーで、

現在大野城まどかぴあの館長を務めておられる林田スマさんです。

さすがアナウンサーだけあって話声も聴き取りやすく、

ご自身の体験に基づいた内容なのでおもしろい!!

以下にお話の中の印象的なフレーズをいくつか記しますね。

====

●毎日「ただいま」と帰ってくる幸せ。当時は気づかなかった。

子育てを通じて、自分の計画が思い通りに行かないことを学ぶ。そうなることで親が育つ。

自分の人生設計をしている親の姿を観るのが子どもはうれしい。

親も自分の人生を生きている。

●よく会話はキャッチボールというが、私の場合はドッヂボールだった(笑)。

叱ってばかりの子育て。子どもに期待しすぎたから。で

も自分の叱りすぎをフォローしてくれる人が周りにいた(祖父母や近所の人、学校の先生など)。

だから子育てはひとりで頑張らないこと。

●例えばお母さんはダメといったことを、

近所のおばちゃんはイイというかもしれない。

でもそんなさまざまな価値観を持った大人たちの輪をくぐりぬけながら、

子どもたちは折り合いをつけていく。

●寿退社後、専業主婦をしていた9年間。

ある日ダシを取り終えた昆布を鍋から引き上げながら、思わず涙が出た。

昆布が自分と重なった。自分はこのまま人生を終えてしまうのではないか。

子どもにのめり込み過ぎていた9年間。

●小1の娘がいつも眉間にしわを寄せている母親の姿をみて

「この人は幸せなのかな」と思っていたと。

大人になったある日に「お母さんはつけもの石だった」と言われたこともある。

パートナーの仕事の都合で東京から地元の福岡に戻ってきたのが転機だった。

●人生には大きく4つの柱があるという。

①はたらくこと ②家庭・家族 ③余暇・空いた時間 ④地域生活。

子育てしながら、この柱をたくさんつくっていくといい。

母親がいつも笑顔でなくてもいい。

親のいろんな想いを言葉にしてきちんと子どもに伝えること。

====

林田さん(現在65歳)は

今では65歳でも働きたければ働ける時代になった。

子育てが一段落した後も長い人生が続くんだから、

子育てしながらいろんな柱を見つけてほしい、と訴えていました。

そして自分が講演するようになったのは

PTA活動がきっかけだったとも。

(隣の学校から予算がない年に講師を頼まれたとのこと。

確かよくしゃべるPTAのお母さんがいたなーということだったらしいですw)

なのでPTA活動は母親が社会とつながるひとつの道だとも

お話してました。

私も今年引っ越してきたばかりで学年委員をやっていますが

保護者の知り合いは増えたし、PTAとはどんなものかを知ることができて

本当にやってよかったなーと思ってます。

そしてこの講演で感動したこと。

林田さんが話はじめて10分ほどたった頃、

遅れて入ってきたために数人の方が後ろで立って聴いていました。

するとその方々に手招きして

「私がお水飲んでる間にこっち(=前の方の空いてる席に)座って。

大丈夫。あてたりせんから(笑)」ととってもスマートに案内されていた。

そういった気づかいやユーモアが

自然とでてくるあたり、やはり場数が違いますね。

講演時間も予定通りにピタッと終わられました。

(これも大事ですよね☆)

そんな素敵な講演会の中でひとつだけ残念だったことが。

1〜3歳くらいの子どもたちが結構母親たちに連れてこられていて。

途中で泣いたり騒ぎ出す子も多く、見るに耐え難かった。

連れてこないで、というのではなく

小さな子どもたちが安心で安全に過ごせる場を用意していないことに

憤りを感じました。(PTA主催でだったのにな・・・・)

アンケートにはその点も記入しました。

その泣く子どもの母親もいたたまれないし

周囲の私たちも困惑するし

講師の林田さんも話しづらいだろうしで、いいことないと思うんですけどね。

私的にはさまざまな価値観の大人が子どもの周りにいて良い。

子どもなりに折り合いをつけていく、という部分にとても励まされました。

自分が親として完璧なんてありえないから。

やはりこれからも娘には1人でも多くの大人に触れて育ってほしいと新たな決意も。

林田スマさん、学びや気づきの多い時間を

本当にありがとうございました!

著書も読ませていただきますね。

【本日のオマケ】

先日、セミナーの打ち上げで利用した「頤和園(イワエン)」が

博多にもあることを発見☆

講演会の後に坦々麺食べましたーおいしかったー

そしてランチビールも^^

2013-02-26 12.45.59.jpg