パートナーシップに必要なのは「あい」なのか
今回の転勤は約4年ぶりで。引越前後にやるべきことを結構忘れてました。
荷づくりは業者さんに頼むと言っても、それ以外にやることは細々したものを含めるとかなり多い。基本的に電話が苦手なのでいろんな手続きがネットでできるようになったのはありがたいのですが、それでも電話が必要だったり、直接行ったりしないといけないものもまだまだあるのです。(子どもがいると余計ふえます)
そんなこんなで、私もかなり引越前後はイライラしていました。わが家はだいぶ夫婦で分担しているほうだと思うのですが、それでも。
引越というのは、夫をはじめ、子ども、友人たちとの関係性を見つめ直す良い機会とも言えます。人間関係の棚卸しのタイミングとでもいいましょうか。
引越当日は、荷出し・荷入れが事前のタイムスケジュールよりかなり遅くなったこともあり、家族全員疲れ切った上に、コミュニケーションがギスギスして極まりない。なかなかの修羅場でした。
・そもそもあなた(夫)の転勤のせいで引っ越ししなくちゃならないんだよね
とか
・あなた(夫)は引越終わったら戻れる職場があっていいよね
とか
もう、疲れていると被害妄想サクレツ。
一緒に暮らし始めて17年近くなる夫に対して、正直ときめいたり、胸がキュンキュンしたりすることはほとんどありません。今回の引越前2か月くらいは、業務の関係で離れて暮らしたのですが、途中からは夫がいない(=子どもとふたり)の方が楽かも、なんてうっかり思ったり。
いざ引越して家族全員で暮らし始めると、面倒くさいんですよ。会話が、コミュニケーションが。
でも、それ以上に楽しいし、にぎやかだし、笑いが絶えない。
そこで考えました。
パートナーシップに必要なのは「愛」よりも「合い」ではないか。
・思い合い
・いたわり合い
・ねぎらい合い
・うやまい合い
・いつくしみ合い
・尊重し合い
・語り合い
なんてキレイな言葉ばかり並べたけど、もしかしたら、こっちの方がもっと必要かも。
・愚痴の言い合い
・ののしり合い
・本音のぶつけ合い
ネガティブな内容も、一方通行ではなく、お互いに言い合えば対話になる。そんな気がします。
ののしり合いとか単語にするとひどいけど、お互い口にし合うとものすごくスッキリしますよ。その後に謝り合えばいいんだし。
ともに暮らすということは、相手のイヤな部分に目をつぶる、ということではなく、相手のイヤな部分も引き受ける、ことです。(許す、ではない。)
もちろん、お互いを思い合えばイヤな部分を少しでも改善しようという気持ちが芽生えるし、行動も変わるはず。
そんなこんなで、今回の引越を機に私も自分のイヤな部分と向き合って改善しました。
が、それはまた別のお話。